2005年03月22日

ラジオに思う

昨日夜7時から1時間、HBCラジオで22年ぶりになるラジオドラマが放送された。
ラジオの本質ですよね。音だけの表現。掻き立てられるイマジネーション。
時々NHKFMのラジオドラマも聴くことがあるんですが、昨日のHBCでのラジオドラマもなんか良かった。
聴く人によって如何様にも、物語中の風景であったり、登場人物の容姿であったりが想像できる。
テレビドラマなんかじゃ、ダイレクトに場面の状況を見る側に伝わる反面、ラジオドラマにはラジオドラマの味があるなぁと思うんですよ。物語の様子を自分で想像する部分は小説を読むのと似てるのかもしれないけど、読んで頭で理解するのと、直接耳に入ってくるのとでは、やっぱり違うんですよね。

ラジオドラマだけじゃなく、普通のラジオの情報番組やランキング番組にも言えるのはやっぱり、どんなところで放送してるんだろう?とかどんな人が話してるんだろう?とか色々と想像して楽しむところにラジオの本質があると思う。そういう点で言うと「動画付インターネットで同時放送中!」ってのをラジオで聞くと、なんかは本末転倒だなぁ、と感じる。まぁ、今日の十人十色や一昨日のラジオ深夜便のラテサイマル放送は、特別な位置づけで滅多に無いことなので、なんかワクワクするところがあるんですが・・・。

「ネットと連動!ネットと連動!」と言ってる人がいますが、使い勝手の良くなる反面、失っていくものも何かある気がする。何でもネットでやれば便利なのは当然ですけどね。

AMラジオ、今転機を迎えていると思うんですが、管理人的には誰が経営権を持ったところで興味はあんまり無いんですが、・・やっぱり面白い放送だけは続けて欲しい。

at 04:30 | Category : ラジオ | Comments [0] | TB [0]
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:

コメントしてください




保存しますか?


ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。